34歳独身男の考えごと

34歳独身男が自分に正直に我が道を生きて行くために考えたことを綴ります

終わりは始まりの始まり その3 2015年の振り返り②

2015年の振り返り①からの続き。

[総括]

 良くも悪くも、人とのつながりが人生において最も重要であることを、心の底から納得して理解し認識することができた一年だったと思う。

今までは頭でしか理解していなかった、人とのつながりの重要さを心から理解できたのだから、2016年は人とのつながりを意識して行動することで、さらなる発展を目指す年としていきたい。

[良かった点]

  1. 人とのつながりを実感し、大切にしていこうという気持ちになった
  2. 年初には山友作りにチャレンジし、短いサイクルで成果を挙げられた
  3. インド出張を受諾でき、準備では同行者に自らコンタクトを取り情報交換を行えた

1について。

インド出張というきっかけがあったにせよ、人の思いやりが身に染みた1年だと思う。インド出張の候補者に選ばれ受諾した際、完全には定まらない気持ちや想いから精神的に不安定だった自分の愚痴を聞いてくれた会社の先輩(先輩は下戸なのに自分だけ飲むという、ふてぶてしさ)。インド出張が確定した後、壮行会の企画と実行をしてくれただけでなく、その後も継続的に連絡を取り続けてくれた山友。インド出張中に日本食を差し入れてくれた上司。本当に色々な人に支えられた。

だが、その人達がなぜ自分を支えてくれたのかが重要だ。それは間違いなく、その人達に対する自分の真摯な想いがが通じていたからに違いない。そして、その人達が自分の直面している状況を知り、今度は自分をサポートしてくれたのだ。

これからは今まで以上に、自分をサポートしてくれる人や、自分がサポートしたいと思う人を大事にするとともに、そういう人を増やしていくための労力を惜しまないようにしたい。

2について。

2014年末に山コムで募集して何人かの山友と知り合い、その山友と実際に2015年の初山行に行き、さらには一部の山友と1月下旬には泊りの山行に行くことができた。これは、自分でも正直すごいと思う(まあ、泊り山行は、人間的に魅力あふれる人が一人いて、その人のおかげかな…)。

自分の行動という観点で振り返ると、何がこの良い結果に寄与しただろうか。直接的には、山友が言った「今度は泊りで雪山への山行に行きたいね」というチャンスを逃さず次に繋げることができた点が大きい。では、このチャンスをなぜ活かせたのだろうか。"山友の繋がりを広げたい"という想い、人を誘う"勇気"、そして両者の絶妙なバランスがあったがゆえの成功に感じられる。

正直、成功体験にすがるのはあまり良くないと考える口だ。だが、チャンスが訪れたときに逃さないよう、チャンスを掴むための"想い"と"勇気"を日ごろから意識していきたい。

 3について。

自分は新たな試みをする際、変化やリスクを恐れ、結局やらずじまいとなることがある。だが、インド出張を打診された際、リスクとベネフィットを的確に判断し、その場で”YES”と結論を出せたのは、とても良かった点だと思う。

リスク評価を疎かにすることなく、しかし巡ってきたチャンスを逃すことが無いよう、今後も大胆さと勇気を持って決断するよう心掛けていきたい。

また、インド出張確定後、他の出張者に自ら連絡を取ることで積極的に連携した点と、人とのつながりを構築しようと行動した点も、評価に値する。

今更だが、人とのつながりは何物にも代えがたい。相手があることなので、必ずうまくいくわけではないが、それでも人とのつながりを積極的に作り、活かしていきたい。

[悪かった点]

  1. 仕事への覚悟が足りない部分が露呈した
  2. 困窮時に自分の心を他者に開けなかった
  3. 親との疎遠

1について。

これまで参画したプロジェクトは、QCDの目途があるか、将来性が十分な場合、潰されるようなことは無かった。だが、インド出張前に参画していたプロジェクトでは、部署間のしがらみや、関連部署のあまりに一方的な姿勢が、プロジェクトが困窮した主原因に感じられる(QCDが不十分な部分はあったが、それは主原因では無いように思う)。

こんな時、正面突破だけでなく、政治的なアプローチ(TVドラマの半沢直樹に出てきたような駆け引き)も使わないと局面を乗り切れないのではないかと思う。だが当時、政治的なアプローチを使う気概や意気込みがあったかと問われればNOだ。その意味で覚悟が足りなかったと思う。

今後は、本気で完遂させたいプロジェクトに参画できたら、時には政治的なアプローチを使ってでも困難な局面を突破できるように成長していきたい。

2について。

正直なところ、自分は他者に自分の心を開くのが苦手なほうで、そのことは自分の持つ性格として割り切っている部分もある。

だが、インド出張前に参画していたプロジェクトで困窮した際に、時には心を開いて助けを求めるべきだと痛感した。当時、誰にも心を開けなかったが、今思えば、心を開いて助けを求めるべきだったし、当時は助けを求められる人(他部署ながら献身的にサポートして頂いたMさんとか)もいたのに、心を開けなかったのは、改善していきたい。

また、インド出張の打診時に参画中のプロジェクトに関する想いを何も打ち明けられなかったのも反省すべき点だと思う("どんな時でも事実に基づいて判断する"という自分のモットーにも結果的に反している)。

3について。

残念なことに、親との疎遠は今年に始まったことではない。

だが、母親となら、もう一度、少しずつでいいから、つながりを深めていきたいと感じた。にも関わらず、まだ何も行動を起こせていないという点で反省すべき点だ。

幸いなことに、2015年はまだ12月が残っている。二人で食事にでも行きたいところだ。